外側上顆炎かと思いきや、そしてまた新しい症例

こんにちは!
リーノです。

以前お話ししていた、**上腕骨外側上顆炎かと思いきや、頸部または胸郭出口症候群じゃないか?**と考えていた患者さん。

無事、良くなりました!

結果的には、斜角筋部と鎖骨下での絞扼と、頸部の神経根症状が混在しているような症状で、そこにパソコン作業による軽い外側上顆炎が発症していた、といったケースでした。

外側上顆炎へのアプローチに加えて、頸部へのアプローチも行うことで、3回ほどの介入で症状は改善。

現在は再発予防のため、自主トレを頑張ってもらっています!

僕自身、とても経験させていただき、勉強になった症例でした。

そして……

また新しい患者さん。

この方は、頚椎症性神経根症の患者さんです。

ただ……

Spurlingテストは陰性で、頸部の動きに伴って症状が出ることもありません。

症状には日差があるようなのですが、この日の状態をみていきます。

痛みの部位は、おおまかに

  • 僧帽筋上部
  • 三角筋後部
  • 上腕外側
  • 前腕の腕橈骨筋〜橈側手根伸筋あたり

とのこと。

一番痛いのは前腕でした。

手首を背屈すると再現痛がみられ、そのほか、肘を屈曲しても同様に前腕に痛みが出現しました。

この日の主訴は手首の痛み。

「あれ?トムセン陽性?」

と思い、一応ミドルフィンガーエクステンションテストもチェック。

こちらは陰性。

外側上顆の圧痛もありませんでした。

ということは、典型的な外側上顆炎とは少し違うのかな。

痛みの場所も外側上顆というより、腕橈骨筋に近い印象です。

次に、肩の外転・外旋をしてもらうと、肩から前腕にかけて痛みが出現。

「腕神経叢の関連もあるのかな?」

と考えました。

実際、鎖骨下には硬さがあり、大胸筋鎖骨部や鎖骨下筋周辺を緩めると、症状はやや軽減。

ただ、まだ痛みは残ります。

さらに三角筋後部にも硬さがあり、ここを緩めてみると……

手首背屈時の疼痛がかなり軽減しました。

となると……

橈骨神経?

それとも、

筋膜の関連?

あるいは、また別の要因があるのか。

まだ評価途中なので、現時点では何とも言えません。

前回の症例とは違って、今回は頚椎症性神経根症という診断がついているものの、頸部の動きでは症状が出ず、末梢の動きや軟部組織へのアプローチで症状が変化しています。

このあたりがどうつながっていくのか。

今後の経過をしっかり見ていきたいと思います。

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