「痛み」は悪者?理学療法士が考える、痛みとの付き合い方

今日は、僕なりの「痛み」に対しての考え方を書いていきたいと思います。

仕事柄、身体に痛みがある方と接することが非常に多いです。 その痛みをなんとか解消するために、僕自身も日々勉強を続けています。

でも、そもそも「痛み」って、そんなにあってはいけない、絶対的な「悪者」なんでしょうか?

痛みは、身体からの「お手紙」

もちろん「痛い」という状態は、僕たちにとって心地よいものではありません。 でも実は、身体にとっても、その痛みが出ている状態自体は好ましくない状況なんです。

要するに、痛みとは**「身体からのサイン」**。 身体が、「この姿勢、ちょっとしんどいよ〜」「ここに負担がかかりすぎてるよ〜」と一生懸命に訴えてくれているわけです。

そう考えると、痛みというのは僕たちを守ろうとしてくれている、ありがたい「お知らせ」とも言えるんですよね。

「悪者」にすると、痛みは長引く

これは考え方の問題ですが、実はとても大事なことです。 「痛みはあってはならないものだ!」「こいつのせいで何もできない!」と強く敵視してしまうと、脳が過敏になり、逆に痛みは取れづらくなってしまいます。

僕たちが重力の下で生きている以上、身体が何らかのストレスを受けるのは当然です。多少の痛みがあって当たり前、くらいのスタンスでいることも大切です。

特に、長い年月をかけて作られた「慢性痛」は、日々の生活習慣の積み重ね。それを一瞬でゼロにするのは、なかなか大変なことです。

大切なのは、痛みが教えてくれる「問題」に向き合うこと

前置きが長くなりましたが、「痛みは決して悪者ではない」ということは、前提として知っておいてほしいなと思います。

かといって、「悪いものではないから、そのままで大丈夫です」と放置するわけではありません。

慢性的な負担でできた痛みなら、

  1. その痛みを出している「組織」をケアすること
  2. その痛みを作ってきた「生活上の動き」を知り、改善していくこと

この両輪が重要です。

大切なのは「痛み」ではなく「動き」にフォーカスすること

痛みは悪者ではない。その上で僕が大切にしているのは、**「視点を少し変えてみる」**ことです。

  • 「痛みがあるから動けない」ではなく、**「こうすれば痛くない(動ける)」**を探してみる。
  • 「2ヶ月ストレッチしたけど痛みが変わらない」ではなく、**「痛みは同じでも、できる動きが増えた」**に目を向けてみる。

数値や痛みそのものの強さに一喜一憂するのではなく、自分の身体がどう変化し、何ができるようになったか。そんなふうに**「動き」にフォーカス**してみると、身体との付き合い方はもっとポジティブなものに変わります。

痛みがある状態は好ましくないけれど、痛みというシステム自体が悪いわけではない。 痛みが教えてくれている「身体の声」に耳を傾け、根本的な問題に向き合っていく。それが、結局は一番の近道なんだと思います。


あとがき

「痛い、痛い」と敵視するのをやめて、「お、今日はここが疲れてるって言ってるな」と観察できるようになると、身体との付き合い方がぐっと楽になりますよ。

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